東京で過ごした一日
ヤハタさんとPic Épeiche
日本でPic Épeicheを販売してくださったのは、CATS社のヤハタさんです。ヤハタさんは、この穿孔機をとりわけ気に入ってくださっています。力があるのに、音が静かだからです。
この機械はおもに、人が使っている建物の中で働いています。コンクリートにコアを抜き、鋼管を通して、建物を地震に強くするためです。実際に使った方々は、その性能から、この機械を「ドリームマシン」と呼ぶようになりました。
ヤハタさんは、この機械を5台購入してくださいました。私が東京を訪ねたとき、ヤハタさんは朝から私を現場へ連れて行ってくださいました。それから茶会に招いてくださいました。茶室の静けさの中で、ヤハタさんがこの機械を気に入った理由が、少しわかった気がしました。午後はふたたび現場に戻り、職人さんたちにこの機械の使い方をお伝えしました。
夜は、格別な天ぷらの店で、格別な日本酒をいただきました。そして私たちは、夜通し歌いました。
あの日、私は24歳、ヤハタさんは74歳でした。年の差は、数字の上のことにすぎませんでした。ほんとうに素晴らしい一日でした。
私はホテルへ、ヤハタさんはご自宅へと帰りました。あの日のおもてなしと、いつも変わらないヤハタさんの朗らかさを、私は一生忘れません。
Sept Tools ピエール・ボタッツィ